禁煙外来について
Non smoking「お医者さんと禁煙」すれば、楽に禁煙することができます。
当院では2011年より禁煙外来を開設しています。健康保険等を使った禁煙治療では、12週間で5回の診察を受けます。はじめに喫煙状況などから健康保険等で治療が受けられるかをチェックします。毎回の診察では、禁煙補助薬の処方を受けるほか、息に含まれる一酸化炭素(タバコに含まれる有害物質)の濃度を測定したり、禁煙状況に応じて医師のアドバイスを受けることができます。
予約診療は行っておりませんのでご了承ください。詳しくは当院までお問い合わせください。
禁煙治療保険の適用条件
以下の条件を満たして いる方のみ、禁煙治療が保険適用となります。
ニコチン依存についてのスクリーニングテスト
TDS(Tobacco Dependence Screener)というニコチン依存症のスクリーニングテストを受けていただきます。
テストの結果が5点以上の方はニコチン依存症と診断されます。
自分が吸うつもりよりも、ずっと多くタバコを吸ってしまうことがありましたか。
禁煙や本数を減らそうと試みて、できなかったことがありましたか。
禁煙したり本数を減らそうとしたときに、タバコがほしくてほしくてたまらなくなることがありましたか。
禁煙したり本数を減らしたときに、次のどれかがありましたか。
(イライラ、神経質、落ちつかない、集中しにくい、 ゆううつ、頭痛、眠気、胃のむかつき、脈が遅い、手のふるえ、食欲または体重増加)
問4でうかがった症状を消すために、またタバコを吸い始めることがありましたか。
重い病気にかかったときに、タバコはよくないとわかっているのに吸うことがありましたか。
タバコのために自分に健康問題が起きているとわかっていても、吸うことがありましたか。
タバコのために自分に精神的問題が起きているとわかっていても、吸うことがありましたか。
自分はタバコに依存していると感じることがありましたか。
タバコが吸えないような仕事やつきあいを避けることが何度かありましたか。
ブリンクマン指数(1日の喫煙本数×喫煙年数)
1日の喫煙本数×喫煙年数=200点以上で保険適応での禁煙治療が可能です。
※35歳未満はブリンクマン指数を満たさなくても保険適応可能です。
(例)
1日10本を20年 喫煙 ……10×20=200点
1日20本を10年 喫煙 ……20×10=200点
1日40本を5年 喫煙 ……40×5=200点
直ちに禁煙することを希望
禁煙治療について説明を受け、その禁煙治療を受けることを文書により同意
前回の禁煙外来初診から1年以上が経過している(禁煙外来2回目以降の方のみ)
診療内容・流れ
初回診察
喫煙状況などの問診
身長・体重・一酸化炭素濃度の測定
診察
次回来院日の決定
2回目以降
身長・体重・一酸化炭素濃度の測定
禁煙状況の確認
副作用の有無や体調チェック
診察
次回来院日の決定
保険診療では3ヶ月で5回の診察が必須です。 自由診療(自費)は3〜4回でも中止が可能です。
禁煙方法と費用
禁煙の治療には以下の2種類の方法があります。当院では、バレニクレンで多くの方が禁煙に成功されました。
分からない事や不安があれば、電話でも来院時でもお伺いいたします。 お気軽にご相談ください。
ニコチネルパッチ
1日に1枚、皮膚に貼るシールタイプのお薬です。少しずつ小さなサイズへと量を減らしていく事で、離脱症状を抑制し禁煙します。
バレニクレン
ニコチンを含まないお薬です。 禁煙中の離脱症状と喫煙による満足感も抑制します。
「タバコを吸ってもおいしくない」と、吸いたいと思わなくしていく事で禁煙します。
費用 | ニコチネルパッチ | バレニクレン | |||
費用 | 自己負担額(3割) | 費用 | 自己負担額(3割) | ||
診療所 | 初診料+再診料 ニコチン依存症管理料 院外処方箋料 |
7,780円 9,620円 2,720円 |
6,040円 | 7,780円 9,620円 2,720円 |
6,040円 |
保険薬局 | 調剤料 禁煙補助薬 |
4,170円 21,070円 |
7,570円 | 7,980円 39,230円 |
14,160円 |
合計 | 45,360円 | 13,610円 | 67,330円 | 20,200円 |
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