リハビリについて
Rehabilitation
「より良い人生を送る」ためのリハビリテーションを。
当院では、その発症から1〜2ヶ月ほど経過した回復期〜慢性期の患者さまが主な対象です。
患者さまは後期高齢者の方が多く、脳卒中やパーキンソン病などの神経難病、認知症や慢性の肺・心疾患、廃用症候群による筋力低下など、複数の疾患を合併されている方を中心にリハビリを行っています。
患者さまの「できなくなってしまったこと」「こんなことがしたい」「これができれば自宅に帰れる」といった、希望に応えられるようリハビリに努めています。
リハビリテーション科の理念



荒尾地域の医療機関として、先進的かつ高度な医療の提供を行います。
患者・家族の立場に立った医療の実施に努めます。
チーム医療に徹し、最善の医療を提供できるように努めます。
インフォームド・コンセントに忠実な医療の実践に努めます。
医療者としての使命感に情熱を燃やし続けます。
リハビリテーション科の施設基準
脳血管疾患等リハビリテーション II
運動器リハビリテーション I
呼吸器リハビリテーション I
廃用症候群リハビリテーション II
リハビリテーション科のスタッフ
理学療法士 | 10名 |
言語聴覚士 | 3名 |
作業療法士 | 4名 |
リハビリテーション助手 | 1名 |
当院のリハビリテーション科
当院のリハビリの対象となる方は、脳卒中や頚部骨折の後遺症の方、パーキンソン病の方などが多いのですが、前述の疾患に加え、認知症や慢性の肺疾患、心疾患、廃用症候群による筋力低下などの複数の疾患を合併されている方が多いことが特徴といえます。また、後期高齢者の方の入院が多く、80歳代~90歳代の方の入院もめずらしくありません。

理学療法
様々な病気や怪我で運動機能が低下した方に対して、再び安全で円滑な動作や生活を獲得して頂くためのリハビリテーションを提供いたします。また、その方の動きの状態に応じて動作の補助をするための福祉機器の選択や生活環境への適合等の支援も行っています。そのほか、パーキンソン病などに特化した体操(LSVT)にも取り組んでいます
作業療法
日常生活に支障をきたした方々に対し、再び「その人らしい生活」を再獲得していただくための訓練や指導を行います。また、精神・認知の障害に対して、脳トレーニングやその活性化を目的とした認知機能訓練も行います。そのほか、退院後の自宅での生活が困らないように入院期間中に家屋調査を行い、福祉用具や介護保険サービス等の提案も行っています。
言語聴覚療法
失語症や構音障害、高次脳機能障害などで日常コミュニケーションに支障をきたした方々に対して、言語機能や認知機能の回復、能力の向上・維持を目的に訓練・指導・援助を行います。また、食べる・飲み込む機能(摂食嚥下機能)が低下した方々に対する評価や訓練も行います。摂食嚥下機能の評価では医師や看護師、放射線技師、管理栄養士等と連携し、嚥下造影検査(VF)も行っています。