年頭のご挨拶
~地域包括ケアの拠点として~
皆さんあけましておめでとうございます。
世界的には減速する世界経済と、ISによるテロの脅威で民族主義の台頭があり、何となく嫌な予感が漂っています。
日本も少子高齢化の真っただ中に突入するに当たり、すべての分野において大きな転換期にさしかかっています。医療・介護の分野においても、その大きな波がこの数年の間に押し寄せてくる気配があります。政府の医療・介護総合促進法案によって以下の点が強調されており、私どもの組織もそれに従った変化を遂げなければなりません。その大きな柱は①地域医療構想による、病院病床の機能的な配置。②在宅医療の推進。③介護との連携強化等です。
当院のこれからの課題としては①スムーズな世代交代②老巧化した施設の建て替えであります。①に関しては鴻江勇和副院長の就任で徐々に進行中です。内視鏡設備も最新式に一新し、肝炎対策も荒尾市唯一の施設として機能していかねばなりません。②に関しては建設費が高騰している東京オリンピックが終わるまで資金を貯めて、じっくりと建て替える予定です。地域医療構想会議等にも積極的に参加して、発言しその行方にも関わってくる問題だととらえています。また今年から始まる荒尾市民病院の建設地がどこになるかによっても今後の医療の流れが変わってくるものと思われますので、それに従って柔軟に対応していかねばならないと考えております。
当法人の果たすべき役割は病院の理念に述べておりますように、質の高い慢性期医療とケアの提供であります。その理念に従い今後も粛々とその使命を果たしていきたいと思っております。
今年も職員一同、力を合わせて地域医療に貢献することを誓って新年の挨拶とさせていただきます。
平成28年元旦 理事長 鴻江和洋
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