📣教育委員だより
【骨粗鬆症とFLSの意義】
👨🏫講師:新生翠病院 FLSチーム
FLS(骨折リエゾンサービス)チームより、「FLS(骨折リエゾンサービス)と当院の取り組み」についての勉強会を開催しました。
FLSとは Fracture Liaison Service の略で、フラクチャー(骨折)とリエゾン(連絡係・つなぎ)を意味します。多職種が連携し、脆弱性骨折患者に対する骨粗鬆症治療の開始率・継続率の向上や転倒予防の実践を通して、二次骨折を防ぐことを目的とした取り組みです。
今回の勉強会では、理学療法士と管理栄養士より、二次骨折予防に向けた多職種の役割、連携方法、転倒予防に関する活動内容について説明がありました。
当院では、入院から外来まで切れ目のない治療と予防を行うため、各職種が連携し情報共有を進めています。また、「二次骨折(骨粗鬆症)パス」を作成し、継続的なフォロー体制を整えています。
- 外来看護師:外来受診時の問診や指導
- 理学療法士:握力・筋力測定、在宅で取り組める転倒予防運動の紹介
- 管理栄養士:食事・栄養に関する問診、必要に応じた二次骨折予防の食事アドバイス
今回得られた知識を日々の業務に活かし、多職種での連携・情報共有をさらに深めながら、患者様の二次骨折予防とQOL向上に努めてまいります。


📣教育委員だより
【KYT研修】
👨🏫講師:新生翠病院 看護部 医療安全委員
10月24日、11月14日にKYTの勉強会が開催されました。
KYT(危険予知トレーニング)とは、業務中に起こり得る危険を事前に予測し、事故やけがを防ぐためのトレーニングです。医療現場では、ちょっとした見落としが大きな事故に繋がることもあるため、安全意識を高めることが特に重要です。
今回の勉強会では、各グループに異なる1枚の写真を配り、そこに潜む危険をみんなで話し合いながら見つけていく形式で進めました。普段は気づかない小さなリスクにも目を向けられ、グループごとの視点の違いを共有することで理解が深まりました。
こうした日々の小さな気づきの積み重ねこそが、より安全で質の高い医療環境を築く基盤になると改めて感じました。業務の中での小さな気づきを大切にして、安全で安心できる医療現場づくりに活かしていきたいです。


📣教育委員だより
【トラブルマネージメント】
👨🏫講師:新生翠病院 事務部長



令和7年10月31日
トラブルマネージメントの勉強会が行われました。
テーマはクレーム対応についてです。
クレームには2種類あり、一つは正当なクレームで、質改善につなぐことができます。もう一つは悪質なクレームで、職員の疲弊やダメージにつながります。
私たち一般職がなすべきことは、そのクレームが正当か悪質かを判断するのではなく、まず上司に報告することです。
そのためには、①まず聞くこと②そして謝る③一人で対応せず誰かを呼ぶ④記録する
以上の4つのことを身に付けて、いざという時に慌てず対応できるようにしていきたいです。
📣教育委員だより
【BLS・ACLSについて】
👨🏫講師:新生翠病院 安永医師、病棟看護師
R7年10月10日、BLS ACLSの勉強会が行われました。
BLS(一次救命処置)は、心肺蘇生や呼吸停止の場面で行う心肺蘇生やAEDの使用等、命をつなぐための基本的な処置です。一方ACLS(二次救命処置)は、医療従事者が行う高度な救命処置で、BLSに加えて薬剤投与や気管管理、心電図解析、除細動などの専門的技術を用いる処置のことを指します。
勉強会ではコメディカルと看護師に分かれ、実技を行いました。人形を用いて実際に胸骨圧迫やバックバルブマスクを使った手技を振り返り、正しい使い方の再確認を行うことができました。
蘇生は連携のとれたチームで行うことにより、最大の効果を得ることができます。そのため、チームでの声かけや役割分担の重要性も改めて実感することができました。
いざという時にスムーズに対応できるよう、日頃から認識しておくことの大切さを学ぶことができました。



📣教育委員だより
【サイバーセキュリティ対策について】
👨🏫講師:新生翠病院 事務部長
サイバーセキュリティ対策の研修会がありました。事務長より、昨今のサイバー攻撃被害の現状と当院での対策について研修を行っていただきました。
当院では、ウイルスソフト導入や電子カルテバックアップ強化など、様々な対策がなされています。そのような対策の中でも、私達すべての職員は重要機密事項を扱っているという意識をもち、日々の業務にあたることが重要です。
また、日常生活でもスマホやタブレットを扱い、SNSが盛んな時代です。電子カルテもですが、自信のメールやパスワードの自己管理をしっかり行う事が大切で、セキュリティー対策になると感じた研修でした。



📣教育委員だより
【認知症ケアについて】
👨🏫講師:新生翠病院 オレンジナース
オレンジナースによる認知症患者ケアについての勉強会を開催しました!!
オレンジナースとは熊本県独自の医療従事者向け認知症対応力向上研修を受講し、認知症の人や
その家族を支える認知症サポーターの中でも、特に医療・看護の知識がある看護職の人を指します。
認知症の種類によって違う特徴的な症状と関わり方のポイント、患者・家族の価値観を統合し治療やケアを行っていくプロセスなどを看護の視点からお話いただきました。
認知症の症状は認知機能の低下だけではなく、周囲の環境やかかわり方によって引き起こされる症状もあるとのことから、今一度声掛けの方法や対応時の表情など、日々の業務を見直し活かしていきます。



📣教育委員だより
【注意が必要な医薬品について】
👨🏫講師:新生翠病院 薬局長
8/22 注意が必要な薬品についての研修がありました。
今回は、当院薬剤師より、特に安全管理が必要な薬品である【ハイリスク薬】についての講習でした。
薬品には、作用だけでなく副作用という悪い影響をもたらす効果もあります。
使用方法を誤ると、患者様に大きな被害をもたらす場合があるため、投与前・服用前の注意事項、服用後の副作用に関する注意事項などを学びました。気を付けなければならない事が沢山ありますが、患者様の安全を第一に考えた医療の提供が行えるようにスタッフ一同、日々精進していきたいと思います。



📣教育委員だより
【個人情報保護法】
👨🏫講師:新生翠病院 診療情報管理士
先日個人情報保護法に関する勉強会が開催されました。
実際に話を聞いて、自分の中の個人情報保護の捉え方が変わっていきました。データは消せても受け取った相手や拡散された情報まではコントロールできません。私たちが扱う情報は住所や電話番号といった分かりやすいものだけではありません。日常の何気ない会話からでも個人を特定できる情報はあふれています。紙資料の置忘れやパソコンの画面の開きっぱなし、SNSなどの軽い発言など気を付けなければならない場面は日常の中にたくさんあると改めて感じました。



📣教育委員だより
【脳卒中はなぜ急ぐのか~FASTの役割~】
👨🏫講師:新生翠病院 関医師
日本人の疾患別の死因の第4位を占める「脳卒中」について関医師より講義していただきました。
脳卒中の概要から各種治療法、重要視されるものは何かなど症例や動画を用いて説明をいただきました。


★脳卒中はなぜ問題なのか?
=日本人の死因の第4位を占め、生存者にもしばしば重篤な後遺症が残り、寝たきりを含む要介護の原因となる。また高齢化とともにさらに患者が増加すると予想されている
★ではどうすれば…
=早く治療を開始する
=FASTの周知を行うことで早期の病院受診を促し、救命や後遺症の軽減を図る!!
★予防方法は?
=脳卒中予防の10か条で


今回の講義内容をまずは院内スタッフがしっかりと理解し、脳卒中の早期発見による救命や後遺症の軽減が図れるように、家族や知り合い等へ発信していきたいと思います!
📣教育委員だより
【ストレスチェックについて】
👨🏫講師:新生翠病院 産業保健部
令和7年7月11日(金)ストレスチェックについての勉強会を開催しました!!
講義の前半は「ストレスチェックの実施について」説明がありました。
当院では8月1日~15日の間ストレスチェックを行います。毎年1回の実施が義務付けされており、目的としては職員のストレス値を集計・分析することで働きやすい職場環境を目指すことです。
後半は野口先生による「心の健康づくり研修」の講習がありました。ストレスをためないライフスタイルとして毎日の生活の中で運動・労働・睡眠・休養・食事の5要素をバランスよく取り入れることが大事で、今回は睡眠をテーマに講義がありました。
よい睡眠とは、睡眠によって休養が取れている感覚があること。そのためには「量」「リズム」「質」の3つのバランスを意識し、心と体の健康を守ることが大事だとわかりました。
また講義後半にはジェットストリームとして癒しの画像と音楽の紹介がありました。どの音楽も心地よく、身体のリラックス効果があると感じました。
生活の中で様々なストレスが生じると思いますがストレスと上手に付き合うことが大事だと思いました。


