📣教育委員だより
【医療機器安全教育~針刺し切創について~】
👨🏫講師: ニプロ株式会社 様
R5.2.24日に針刺し切創についての勉強会がありました。
「ハインリッヒの法則」にあるように、針刺し・切創の背景にはたくさんのヒヤリ・ハットが存在しています。そのヒヤリ・ハットの背景には何千件もの「不安前行動」と「不安前状態」が存在しており、そのうち予防可能のものは労働災害全体の98%を占めるそうです。
アクシデントが起きないよう安全機材を使用し、その使用方法や研修を行う事が大切です。当病院にもマニュアルがあるので再度見直すべきだなと思いました。
📣教育委員だより
【医療・介護における個人情報保護 Q&A】
R5.2.10に医療・介護における個人情報保護Q&Aの研修会がありました。
個人情報保護法は2020年6月に改正され、2022年6月より施行となっております。診療情報管理士より、現在、私たちが実際働く現場で起きている事象を踏まえて、こんな時どう対応したら良いか?という事を分かりやすく簡潔にまとめた講義内容でした。
守秘義務があり適切な対処が必要で、対応を間違えると罰則規定もあるため、職員全員が知っておくべき内容だと感じるものでした。
また土・日の電話対応についても、マニュアルに沿った対応をするようお話がありましたので、周知徹底していきたいと思います。
📣教育委員だより
【 感染対策の振り返り】
今回の勉強会は、今年度の大きな出来事となったコロナ感染対策の振り返りを含めて、3病棟と栄養科が担当しました。
3病棟からは実際の対策内容を時系列と今後の課題も含めて、栄養科から配膳下膳を含む感染時の食事についての対応を報告しました。
感染対策などの非常時事態には、対応部署は情報発信を行うことが出来ず、周りも内部の状態が分からないという悪循環が起きてしまう可能もあり、院内での情報共有の重要性を強く感じました。また、感染対策だけでなく常に有事に備えておくこと、経験したことから次の有事の際の選択肢・解決策を検討しておくことが改めて大切だと思いました。今後もコロナを含め感染対策・非常時の対策を日々強化していきたいと思います。
📣教育委員だより
【 褥瘡学会 、慢性期学会参加報告】
職員が参加した学会の報告が行われました。患者様によりよい医療・ケアの提供ができるよう、 院内の勉強会だけでなく様々な学会や、研修会などにも参加しています。
📜褥瘡学会
8月27~28日パシフィコ横浜ノースを会場にハイブリッド開催されました。オンデマンドで参加された野口先生から褥瘡学会報告が行われました。
従来の褥瘡発生要因の圧迫・ズレ・摩擦にマイクロクライメットが新たに加わりました。マイクロクライメットとは皮膚と支持面積の温度と湿度のことを言い、マイクロクライメットが管理できないと局所の温度が上昇・発汗を誘発します。発汗により皮膚が浸軟することで皮膚の摩擦力は5倍に増加し、わずかなズレ・摩擦で皮膚は損傷しやすくなると学びました。
患者様のオムツ交換を行うときに、決められた時間に行うだけではなくオムツの中の空気を入れ替えたり一手入れることが大切だと学ぶことができました。一度オムツを開け、オムツを当てなおすことでマイクロクライメットが改善出来たらと思いました。
📜慢性期学会
第30回日本慢性期医療学会が11月17~18日に国立京都国際会館で行われました。
2階からスタッフ2名が参加し「寝たきり患者の口腔ケア~口腔環境に着目して~」の演題で発表されました。
学会長の橋本康子氏の講演で「立場や職種や年代の違いを理解し、チームとしても力を発揮するためのコミュニケーション力がこれからの慢性期医療を支える力となると」話されたそうで、コミュニケーション力が重要なのだと学ぶことが出来ました。
学会は多職種が参加できるということなので、参加してみたいと思いました。
📣教育委員だより
【感染対策の基本となる手洗い】
👨🏫講師: 大正製薬 様
コロナがなかなか終息しない中、インフルエンザ・感染性胃腸炎等の感染が拡大する時期に合わせて、感染対策の基本中の基本となる手洗いの実践勉強会を会場とZOOMに分け開催しました。
講義では、手指衛生の重要性を分かりやすく解説頂き、その後新入職員には実際に手洗いチェッカーを用いて、きちんと手洗いが実施出来ているかを確認しました。
実際に手洗いチェッカーで手洗い後の手を確認するとエッと思うほど、きちんと洗えていないところがあり自分の手洗いの癖や汚れが残りやすいところに気づくことが出来ました。今後普段の手洗いの際にも爪の生え際や手のしわ等の汚れの残りやすい所に注意しながら感染対策に取り組んでいきたいと思います!
📣教育委員だより
【パルスオキシメーターの基礎知識と評価方法】
👨🏫講師: コヴィディエンジャパン 様
医療機器の安全使用のための研修会として、「パルスオキシメーターの基礎知識と評価方法」についてコヴィディエンジャパン様より講義をして頂きました。
- 酸素の運搬と酸素飽和度の関係
- パルスオキシメーターでモニタリングしている抹消動脈血酸素飽和度(SpO2)とは?
- SpO2の正しい評価のための注意点と臨床症状
などについて詳しく教えていただきました。
また近年、プローブを直接皮膚に装着して使用するため、装着方法によっては長時間の圧迫により医療関連機器圧迫創傷(MDRPU)になりうる危険性もあります。「圧迫」が加わらないよう、患者1人1人の装着部位にあった種類・サイズを選択するなどのポイントも再度確認することができました。
禁煙についての勉強会🚭
令和4年11月25日に禁煙ついての勉強会が行われました。
タバコの害や影響について知る事ができ、副流煙の害の大きさに驚きました。
当院は2011年に禁煙外来を開設し、これまでにたくさんの方の禁煙のお手伝いを行ってきました。
現在、禁煙補助薬が出荷停止のため、飲み薬を使用した禁煙の援助は難しいですが、禁煙を考えている方には禁煙のポイントやアドバイスを行います。
お気軽に外来スタッフにお声掛けください。
👉禁煙外来|医療サービス|新生翠病院 (shinseimidori.com)

KYT研修を開催しました!!
令和4年10月28日と11月11日に医療安全「KYT研修」が開催されました。
KYTとは、危険予知訓練の略で、ローマ字で危険のK、予知のY、訓練(トレーニング)のTの頭文字から取ったものです。
多職種によるグループワークで、司会・書記・発表者を決め、最初は少々戸惑っていましたが、それぞれの職種・立場から次々に活発な意見が出て盛り上がっていました。
KYT(危険予知訓練)は、職場や作業の状況の中に潜む危険要因とそれが引き起こす現象を職場や作業の状況を描いたイラストシートを使って、また現場で実際に作業をさせたり、作業してみせたりしながら、小集団で話し合い、考え合い分かり合って、危険のポイントや重点実施項目を指差唱和・指差呼称で確認して、行動する前に解決する訓練です。
一人一人の意見を出し合うことで、思いつかなかった『潜んでいる危険』を知ることが出来、またそれについての解決策をみんなで考えることが出来ました。
これからも、全職員一丸となって、入院患者様の安全・安心な療養環境を整えていきたいと思います。
BLS・ACLSの院内研修を行いました🚑
10月14日 BLS・ACLSの院内勉強会が開催されました。
BLSとは、Basic Life Support(一次救命処置)の略称で、急に倒れたり窒息を起こした人に対して、そこに居合わせた人が救急隊や医師に引き継ぐまでの応急手当のことです。
安永先生より、医療用BLSの手順に沿って、救急救命用の人形を用いたデモンストレーションと講義をして頂きました。
その後は、看護職とコメディカルに分かれて看護職は急変時の対応を、コメディカルは、心臓マッサージの講習を受けました。
実際の現場で起こり得ることを想定しての実践であったため、とてもリアリティがありました。またなぜその行為をするのか、詳しく根拠を話して頂いたため、理解しやすく、印象に残りました。
いざという時の為に、日頃のイメージトレーニングや定期的な訓練の必要性を改めて感じました。
高リスク薬についての勉強会💊
R4年9月9日薬局長より、「抗コリン作用を有するクスリのリスク」高リスク薬についての勉強会が開催されました。
抗コリン作用とは、副交感神経の神経伝達物質「アセチルコリン」の働きを抑える作用のことをいいます。これは市販薬にも多く入っており、充分な注意が必要です。副作用等を把握しておかなければならないと再確認することができました。
今日の学びを日々の実践に活かしていきたいと思います。

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