📣教育委員だより
【根拠に基づく身体に優しい排便ケア】
~専門病院以外でも取り組めるチームケアとアセスメント~
👨🏫講師:NPO法人日本コンチネンス協会コンチネンスアドバイザー
種子田美穂子先生
NPO法人日本コンチネンス協会コンチネンスアドバイザーの種子田美穂子先生より「根拠に基づく身体に優しい排便ケア」についての勉強会が行われました。
根拠となる必要な基礎知識のおさらい、チームで取り組むアセスメント&ケアについて考えました。
排便の三大要素インプット(食事)・アウトレット(運ぶ=腸の動き)・トランジット(直腸の便を出す)を整えることが快便に繋がります。その中でもインプットは大切で、下剤を増やすのではなく食物繊維を摂り、便の材料を作ることが大切だと学ぶことができました。しかし、便が出ていても患者様の笑顔がなければ意味がないので、チームでアセスメントを行い排便ケアに取り組み、患者様が笑顔になれるようにサポートしていきたいと思いました。
📣教育委員だより
【医療機器安全教育~輸液ポンプの取り扱いについて~】
👨🏫講師: ニプロ株式会社 様
輸液ポンプ・シリンジポンプの基礎知識と使用方法について、ニプロ株式会社様より講義をして頂きました。
- 輸液ポンプ、シリンジポンプとは?
- 輸液ポンプの原理
- 輸液ポンプのインシデントと対策
などについて詳しく教えて頂きました。
新しく病棟へ設置した輸液ポンプを実物に触れながら、特徴や使用方法を説明して頂きました。
今回の内容をしっかりと理解し、事故の無いよう取り組んでいきます!
📣教育委員だより
📝:【ハラスメント対策について】
ハラスメント対策についての勉強会を開催しました!!
新年度初回の勉強会のテーマは『ハラスメント防止研修』でした。研修講師を務めた事務部長から、ハラスメントとは…からどのように考え、実際にどのように防いでいくのか、また、当院のハラスメント相談窓口等ハラスメント対応の実際を職員で共有する時間となりました。
💡ハラスメントの基準は非常に曖昧であるということ
💡曖昧であるがゆえに、自らの言動をどう受け取られているかを常に考えることが大切
💡人は、そもそも偏った考えをもっており、自分の偏りを意識し、また他者の偏りを尊重する考えを持つこと
💡そのためには、単に情報伝達だけではなく、思いを理解し、共有するようなコミュニケーションが必要
最後に、「特にこのコロナ禍で『話を聞く力』や『合わせる心構え』が、少し弱っている気がしている、もう一度、それを再度鍛えなおし、積極的コミュニケーションでハラスメントのない職場を院内で目指していきましょう!」と話されました。病院全体で、ハラスメントのない職場を目指していきたいと思います。
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【R4年度 院内研究発表会】
3月10日、24日に開催されました。
【発表演題:所属】
1.ケアマネージャーとの情報共有による継続看護を目指して~看護サマリーの充実を図って~(3病棟:看護師)
2.訪問リハビリ利用者における転倒と身体機能・認知機能の関連~握力と転倒リスク~(リハビリテーション科)
3.ドライスキンに対して潤いある肌作り~保湿剤で皮膚改善を図って~ (3病棟:介護士)
4.LIFEの活用と今後の取り組み~フィードバックデータの活用~(デイケアセンターさくら)
5.ネイルケアを取り入れた白癬治療~健やかな爪を手に入れよう~ (2病棟:看護師)
6.日中の活動量と睡眠状態の関係性 ~夜間オムツ外し予防のため離床に取り組んだ結果~ (2病棟:介護士)
7.繰り返し訴えがある認知症高齢者への対応~排泄ケアに着目して~(ケアポート緑ヶ丘)
8.よりよい意思確認書をもとめて (医局)
みなさんお疲れ様でした。
日々の業務からの問題点など提案していただきました。
これからも気づき等にこれからも活用していきたいと思います。
📣教育委員だより
【医療機器安全教育~針刺し切創について~】
👨🏫講師: ニプロ株式会社 様
R5.2.24日に針刺し切創についての勉強会がありました。
「ハインリッヒの法則」にあるように、針刺し・切創の背景にはたくさんのヒヤリ・ハットが存在しています。そのヒヤリ・ハットの背景には何千件もの「不安前行動」と「不安前状態」が存在しており、そのうち予防可能のものは労働災害全体の98%を占めるそうです。
アクシデントが起きないよう安全機材を使用し、その使用方法や研修を行う事が大切です。当病院にもマニュアルがあるので再度見直すべきだなと思いました。
📣教育委員だより
【医療・介護における個人情報保護 Q&A】
R5.2.10に医療・介護における個人情報保護Q&Aの研修会がありました。
個人情報保護法は2020年6月に改正され、2022年6月より施行となっております。診療情報管理士より、現在、私たちが実際働く現場で起きている事象を踏まえて、こんな時どう対応したら良いか?という事を分かりやすく簡潔にまとめた講義内容でした。
守秘義務があり適切な対処が必要で、対応を間違えると罰則規定もあるため、職員全員が知っておくべき内容だと感じるものでした。
また土・日の電話対応についても、マニュアルに沿った対応をするようお話がありましたので、周知徹底していきたいと思います。
📣教育委員だより
【 感染対策の振り返り】
今回の勉強会は、今年度の大きな出来事となったコロナ感染対策の振り返りを含めて、3病棟と栄養科が担当しました。
3病棟からは実際の対策内容を時系列と今後の課題も含めて、栄養科から配膳下膳を含む感染時の食事についての対応を報告しました。
感染対策などの非常時事態には、対応部署は情報発信を行うことが出来ず、周りも内部の状態が分からないという悪循環が起きてしまう可能もあり、院内での情報共有の重要性を強く感じました。また、感染対策だけでなく常に有事に備えておくこと、経験したことから次の有事の際の選択肢・解決策を検討しておくことが改めて大切だと思いました。今後もコロナを含め感染対策・非常時の対策を日々強化していきたいと思います。
📣教育委員だより
【 褥瘡学会 、慢性期学会参加報告】
職員が参加した学会の報告が行われました。患者様によりよい医療・ケアの提供ができるよう、 院内の勉強会だけでなく様々な学会や、研修会などにも参加しています。
📜褥瘡学会
8月27~28日パシフィコ横浜ノースを会場にハイブリッド開催されました。オンデマンドで参加された野口先生から褥瘡学会報告が行われました。
従来の褥瘡発生要因の圧迫・ズレ・摩擦にマイクロクライメットが新たに加わりました。マイクロクライメットとは皮膚と支持面積の温度と湿度のことを言い、マイクロクライメットが管理できないと局所の温度が上昇・発汗を誘発します。発汗により皮膚が浸軟することで皮膚の摩擦力は5倍に増加し、わずかなズレ・摩擦で皮膚は損傷しやすくなると学びました。
患者様のオムツ交換を行うときに、決められた時間に行うだけではなくオムツの中の空気を入れ替えたり一手入れることが大切だと学ぶことができました。一度オムツを開け、オムツを当てなおすことでマイクロクライメットが改善出来たらと思いました。
📜慢性期学会
第30回日本慢性期医療学会が11月17~18日に国立京都国際会館で行われました。
2階からスタッフ2名が参加し「寝たきり患者の口腔ケア~口腔環境に着目して~」の演題で発表されました。
学会長の橋本康子氏の講演で「立場や職種や年代の違いを理解し、チームとしても力を発揮するためのコミュニケーション力がこれからの慢性期医療を支える力となると」話されたそうで、コミュニケーション力が重要なのだと学ぶことが出来ました。
学会は多職種が参加できるということなので、参加してみたいと思いました。
📣教育委員だより
【感染対策の基本となる手洗い】
👨🏫講師: 大正製薬 様
コロナがなかなか終息しない中、インフルエンザ・感染性胃腸炎等の感染が拡大する時期に合わせて、感染対策の基本中の基本となる手洗いの実践勉強会を会場とZOOMに分け開催しました。
講義では、手指衛生の重要性を分かりやすく解説頂き、その後新入職員には実際に手洗いチェッカーを用いて、きちんと手洗いが実施出来ているかを確認しました。
実際に手洗いチェッカーで手洗い後の手を確認するとエッと思うほど、きちんと洗えていないところがあり自分の手洗いの癖や汚れが残りやすいところに気づくことが出来ました。今後普段の手洗いの際にも爪の生え際や手のしわ等の汚れの残りやすい所に注意しながら感染対策に取り組んでいきたいと思います!
📣教育委員だより
【パルスオキシメーターの基礎知識と評価方法】
👨🏫講師: コヴィディエンジャパン 様
医療機器の安全使用のための研修会として、「パルスオキシメーターの基礎知識と評価方法」についてコヴィディエンジャパン様より講義をして頂きました。
- 酸素の運搬と酸素飽和度の関係
- パルスオキシメーターでモニタリングしている抹消動脈血酸素飽和度(SpO2)とは?
- SpO2の正しい評価のための注意点と臨床症状
などについて詳しく教えていただきました。
また近年、プローブを直接皮膚に装着して使用するため、装着方法によっては長時間の圧迫により医療関連機器圧迫創傷(MDRPU)になりうる危険性もあります。「圧迫」が加わらないよう、患者1人1人の装着部位にあった種類・サイズを選択するなどのポイントも再度確認することができました。