研究会参加報告
先週末、東京で行われました炎症性腸疾患関連の研究会に参加してまいりました。現在、炎症性腸疾患は増加傾向にあり、非常に患者様も診る機会が増えてまいりました。以前は治療薬が限られてきましたが、新しい生物学的製剤等新薬(インフリキシマブ、アダリムマブ、ゴリムマブ、ベドリズマブ他、トファシチニブ)も使用可能となってきており、治療の選択肢に幅が持てるようになりました。当院でも、潰瘍性大腸炎に対する治療を積極的に行っており、疾患でお悩みの方、地元での治療をご希望される方がいらっしゃいましたら外来でご相談ください。
第25回 日本消化器病関連学会週間に参加しました
10月12日から15日にかけて日本消化器病関連学会が福岡で開催されました。 今回当院からの発表はおこなっていませんが、 消化器内視鏡検査や肝臓病に関しても新しい治療の展望など 多くの知見が得ることができた学会でした。
C型肝炎の治療に関しても新しい薬が開発されており 現在まで12週の治療期間を要したものが 8週に短縮可能となり負担が軽減されそうです。
消化器病でお悩みの方はいつでも外来でご相談ください。
日本消化器病学会九州支部例会で肝炎治療成績を発表しました
11月25日~26日にホテル日航熊本で
第108回日本消化器病学会九州支部例会が開催されました。
当院からも
「C型慢性肝疾患に対するDirect Acting Antivirals( DAAs)療法をおこなった自験例の検討」
の演題で発表を行いました。
当院治療導入症例に関しては現在のところ100%のウイルス陰性化が認められ、
重篤な副作用も認めず外来治療が行えております。
肝炎でお悩みの方は是非外来でご相談ください。
肝炎サイトを更新しました
C型慢性肝炎に対するインターフェロンフリー療法が始まって、現在当院での治療数も増えてきております。1日1回の内服を12週行うハーボニー(ソフォスブビル+レディパスビル)配合錠による治療も開始していますが、インターフェロンと比較し副作用が少なく、良好な経過が得られています。肝炎サイトを更新しましたので、ご確認いただければ幸いです。肝炎治療についてお悩みの方は外来受診をご検討ください。
内視鏡検査(胃カメラ 大腸カメラ)のページを更新しました
新年度が始まりました。
当院の桜も満開になり春らしくなっております。
内視鏡システムが変わりましたので、内視鏡関連のページを新たに更新しました
大腸カプセル内視鏡検査についても検査手順を載せていますので、大腸疾患が気になる方は外来を受診されてください。
肝炎治療に関してましても、治療件数が増加しており、後日更新を予定しております。
大腸カプセル内視鏡検査はこんな検査です
大腸のカプセル内視鏡検査が当院でもできるようになりました。
前日に自宅で下剤を内服していただき、当日朝来院していただきます。
腹部にセンサーを装着した後
左 センサー 右 装着後の状態
カプセルを飲みます。
内服後は装着したまま下剤や水分をとりながらカプセルが排出されるのを待ちます。検査中はテレビを見たり、本を読んだりしてもかまいません。
カプセルが排泄されたら検査終了です。スコープを挿入しないので、腹痛などがなく、鎮静剤の使用も行わないので検査後はすぐに帰ることができます。センサーをはずした後、検査画像を解析して後日結果説明です。
ポリープがあった場合は画像で検出されます。
検査方法などの詳細は後日ホームページにアップします。
新しく内視鏡システム(胃カメラ 大腸カメラ)を導入します!
当院は1月25日より内視鏡システムの入れ替えを行い、運用を開始します。FUJIFILMのLASEREOシステムを導入し、より高画質検査が可能となります。細径で鼻からのスコープ挿入が可能な経鼻内視鏡、拡大機能のついた胃カメラ・大腸カメラ、そして内服薬のようにのむ大腸カプセル内視鏡も今回導入しました。スコープが挿入困難な方でも、適応があれば検査が可能となりましたので、検査を希望される方は受診されてください。運用開始後より、当院の内視鏡検査と最近の消化器病トピックについて情報を提供できればと考えておりますので、御覧いただければ幸いです。
上段 カプセル内視鏡RAPIDワークステーション 下段 LASEREOシステム