職員ビアガーデン
今年も鴻江病院、ケアポート緑ヶ丘の職員合同ビアガーデンがありました。
施設や部署が違うとなかなか交流が出来ませんが、
美味しい料理や飲み物で楽しいひと時を過ごすことが出来ました。
夏を乗り切る英気を養い、職員間の親睦を深め患者様によりよい
支援が行っていければと思います。
外来の生け花
以前にもご紹介(2013年7月)いたしました外来の生け花ですが、患者様にはとても好評で毎週楽しみにされている方も多いようです。毎週、外来看護師Iが週明けに生けております。
今週はアカレヤシ、カーネーション、ケイトー、リンドウ の4種類です。
医療機能評価更新審査を終えて
医療機能評価更新審査を終えて(3rd.G.Ver1.1)
理事長 鴻江 和洋
“なんと素晴らしい職員を持ったのだろう!!”
と、心から、職員の皆さんの集中力と能動的対応力に何とも言えない幸せを感じた瞬間でした。
平成27年6月25・26日、当院は3度目の医療機能評価の審査を受けました。私の心の中では、面倒くさい、またあの作業をせねばならないのかという、後ろ向きの考えが頭をよぎりました。これも毎日の多忙な生活と、65歳という年齢のせいかもしれません。
トップがこんな考えでは今回はどうもみんなの勢いも今一つ、と思っていたところ、診療情報室の日下部君、看護部長・事務長をはじめとする全員のスタッフの皆さんが、ものすごいスピードで準備をしていただきました。病院の中が日に日にきれいになり、整理整頓がきちんとされ、まさしく5S活動の一環が実践された日々でした。そして女性の感性を持った院内環境整備が着々と進み、見違えるように気持ちの良い病院に生まれ変わりました。
また各々のマニュアルの見直しも行われ、他の民間病院ではドクターの協力がなかなか得られないと聞いていましたが、3人の先生方も大変な協力をいただき、チャンピオン症例のトレースの準備も各部署の責任者を中心につつがなく進行されました。
審査当日、3人のサーベイヤーが9時前に到着。リーダーは事務管理領域担当の男性サーベイヤー。診療領域、看護領域からは男女各1名が来院されました。
簡単な紹介の後に野口副院長の病院概要報告、その後書類確認を経て面接調査に移りました。前回と比べ今回の審査では、非常に細かい質問を受けました。特に医療安全・感染管理・個人情報管理についてかなり詳細に審査あり。
午後より施設巡回、症例トレース審査がありました。今回は病棟施設の構造に関する調査はほとんどありませんでした。
翌日は朝から外来・リハビリ・薬局・等の訪問審査がありその後12時より講評に移りました。
講評は全般にわたっての審査報告がありましたが、印象としてはかなり良い評価をしていただいたと私としては受け止めました。ただ数点の指摘事項は今後の病院運営に関して非常に参考になるものがありました。特に私にとっては病院の理念を実行するための事業計画を各人の目標管理に落とし込んでいかねばならないという指摘は参考になりました。また昨今の医療情勢に鑑み、安全管理。特に感染管理・個人情報管理をもう少し手を加える必要があるのではと感じました。
今後9月頃に再度指摘事項の改善審査が行われると思いますが、楽しみに待ちたいと思います。
今回の審査を通じて職員の皆様のご努力に再度心から感謝いたします。 審査前は今回が最後の審査にしたいと思っていたのですが、やはり病院の組織運営・環境整備の見直しのためには必要なのではという気がしています。みなさんはもうしたくないと思われた方もおられると思いますが、単なるマニュアルの見直しではなく、いかにマニュアルを実行するかに視点が移っておりこれはいいことではないかと思います。 また地域医療構想によって病床削減が叫ばれる昨今において、標準的なレベルを保った病院となるためにも次回の更新も受けようと思っているところです。
ともあれ職員の皆様何度も申し上げますが本当にお疲れ様でした。
平成27年6月28日
健康教室を開催しました!
6月6日(土)に健康教室を開催いたしました。
今年度は『食べる』をテーマにしており、第1回目は当院リハビリテーション科言語聴覚士の西田先生より、「“口から食べる”が難しくなったとき~当院で行う検査と対処方法について~」と題して講演を行いました。
飲み込みのメカニズムや当院でできる検査について、実際の映像を交えながらわかりやすく説明してくださいました。
また自宅で気軽に行える嚥下体操や口腔ケアの重要性についても説明があり、皆様大変興味深く聞いておられました。
最後には、飲み込みやすい食品の紹介と試食もあり、とても充実した内容になったのではないでしょうか。
今後も皆様からのアンケートや意見をもとに、すこしでもためになる教室を計画し、開催していきたいと思っておりますので、ぜひお気軽にご参加ください。
次回は、9月上旬ごろに「食形態と食事の介助方法(仮)」を開催予定です!!
健康教室を開催します!!
今年度も健康教室を開催いたします。
今回は「食べる」をテーマとし、計3回の開催を予定しております。
さっそくH27年6月6日(土)に第1回目を開催することとなりました。
みなさま、ふるってご参加ください。お待ちしております!
参加申込書 ⇒ こちらをクリック
あすなろ74号(広報誌)を発行いたしました
PDFファイルになります。「あすなろ-74」をクリックしてください。
クリック → あすなろ-74 ← クリック
~目次~
1.介護保険改定について~これからの介護について~
2.鴻江病院 花見会
3.デイケアセンターさくら 花見会
4.H26年度 鴻江病院 病院報告
5.さくら通信
6.ケアポート緑ヶ丘通信
7.ご意見ご要望、健康教室開催案内など
H27年度最初の広報誌となっております。 院内各部署にもおいてありますので、ぜひご自由にお手に取ってご覧ください。
医療・介護連携に思う
医療・介護連携に思う
理事長 鴻江 和洋
団塊の世代が後期高齢者になる2025年問題を控え、国は急増する虚弱高齢者を支えるために医療介護総合確保促進法案を可決いたしました。それに伴い、地域包括ケアを実践するために、医療と介護の連携が必要だとあらゆる会合等で叫ばれるようになりました。しかしどうでしょうか、はたして医療と介護の連携は進展していているのでしょうか。私は決してそうとは思えません。
先日行われました医師会主導の医療と介護の連携学会はどうだったでしょうか。県の長寿社会局長が福祉施設の研究大会に参加されその介護の専門性の高さに触れ、医療と介護のそれぞれの専門性を生かして連携をとることが必要であることを提言されました。にも関わらず、介護職は専門性がないので介護職を除いた他の職種で連携すべきであるとの発言があったと聞いている。医師がこのような発言をするようでは医療と介護の連携が進むはずがありません。
以前から思っていたことですが、医療関係者は現在介護施設がどのような介護を行っているかをほとんど理解されてない気がしてなりません。虚弱高齢者の生活を成り立たせるためにはどうしても医療だけでは不可能です。医療と介護がその専門性を理解しあわなければ決して前進しないのではと危惧しているところです。ややもすると医療関係者は介護職を上から目線で見がちではないのかと心配しているところです。
確かに介護施設も施設によってレベルの差異はあったとしても、介護をひとくくりにして専門性がないという発言はあまり妥当とは言えません。ましてや介護人材確保の難しい現在、モチベーションをそぐような発言は厳に慎んでいただきたい。ただ非難するのではなくむしろ介護職のレベルを引き上げる協力をお願いしたい。その真摯な働きなくしては虚弱高齢者の生活は成り立たないのです。彼らも彼らなりに常に介護の専門性を求めて研鑽をしているのです。
高齢者にとっては生活をどう成り立たせるかが最も大事なのです。決して最高の医療を提供することがそれを満足させるわけではありません。
医療と介護の両方をまじかに何年もみてきた小生にとっては、高齢者の生活は医療なくしても介護なくしても決して成り立ちません。そのどちらかがかけても高齢者の生活は成り立たないのです。どうか医療関係者の方々も、もう少し現在の介護施設の状況あるいは介護職の介護に対する専門性を理解していただき、お互いがお互いの立場を理解し、介護職に対する敷居を低くしていただき実のある医療介護連携を達成していただくことを願ってやみません。