認知症サポーター養成出前講座を受講しました!
11月12日荒尾市地域包括支援センターに依頼していた「認知症サポーター養成出前講座」を
すでに受講しオレンジリングを持っている職員もいましたが、
看護師・介護士はもちろん、受講する機会があまりなかった薬剤師や事務職員を含め
約40名の受講がありました。
認知症を理解するための基礎(認知症とは・症状・中核症状・行動・心理症状とその支援・・)
を様々な事例を挙げながらわかり易くお話いただきました。
認知症の人と接するときの心構えと言うことで【ケアに求められる視点】でお話された
・本人が一番悩んでいるという事
・介護の対象は「認知症」ではなく「人」である
・言動や行動を「問題」と捉えるのではなく「サイン」と捉える
・できないことを嘆くより「こうすれば出来る」と可能性を探る‥など
わかっていたつもりですが、忙しい業務の現場でこのような心構えで応対
していたか‥自分たちの認知症の人に対する応対を振り返る有意義な時間となりました。
そして、最後に認知症患者自身の心のうちを書いたメッセージがBGMと共に映し出され、
その人の人生を表した一つ一つの言葉が受講した職員一人ひとりの心の中に響きました。
中には、胸が熱くなり涙ぐむ職員もいたほどです。
【認知症サポーター】として仕事で地域で認知症の人を支えていきたいと思います!!
オレンジリングをもらって、ハイチーズ!
平成25年度健康教室を開催いたします!
11月30日(土)に当院で健康教室を開催いたします。
今回は、当院理学療法士による
「生活習慣病を予防しよう!
~楽しく続ける健康体操~」
を行います。当日は体を動かしていただく予定ですので、動きやすい服装で参加を
お願いいたします。また、スペースの都合上先着30名様限定となっております。
申込書は当院受付に備え付けておりますのでご参加お待ちしております!
お問い合わせは 担当:山下、中野まで
パーキンソン病について
お久しぶりです。神経内科 O です。
今日は、パーキンソン病について少し書きたいと思います。
パーキンソン病は、脳の中心部分にある 「黒質」 と呼ばれる部分が壊れることによって 「ドーパミン」 という物質をうまく作れなくなる病気です。ドーパミンは、体を動かすために必要な物質であるために、手足のふるえ、筋肉のこわばり、歩行障害、言語障害、動作の緩慢などを引き起こします。日本に約15 万人の患者さんがいます。
私は、パーキンソン病の病態を、よく充電式電池で動く機械に例えて、患者さんに説明するようにしています。ちょうど黒質が電池、ドーパミンが電池から流れる電気ということになります。黒質という電池は、睡眠や休息で、ドーパミンという電気を蓄えることができます。しかし、パーキンソン病の患者さんでは、電池への充電がうまくいかないために、常に、機械の動きがうまくいかない状態となります。その充電を助けてくれるものが、パーキンソン病の治療薬です。
パーキンソン病治療薬にはさまざまな種類のものがあり、私たち神経内科医が、慎重に内服調整を行ないます。いったん、診断がつけば、さまざまな問題はありますが、内服薬を服用することにより、その症状を改善することができます。
しかしながら、パーキンソン病の患者さんが、神経内科をご存じないために、なかなか診断がつかないということもありますので、ふるえ、動作の遅さ、歩きにくさ、体のこわばり、しゃべりづらさ、よく転倒するといった症状がひとつでもあれば、私たち、神経内科で一度診察を受けてみてはいかがでしょうか。
外庭掃除の報告
10月2日水曜日の午前8時半~9時まで、病院敷地内および周辺道路の清掃を行いました。
職員全員での清掃活動は、昨年までは年2回の実施でしたが、今年度からは、中止なしの
年3回、各部署ごとに配置を決めて実施することとしました。
季節的に多い、落ち葉や雑草の撤去を行い日ごろ清掃できない駐車場なども清掃を行
いました。周辺道路にも落ち葉が多く、秋を感じることができました。
清掃を行ったことでスッキリとした気持ちで業務に取り組むことが出来そうです。今後も病院を
利用される方々をきれいな病院で迎えられるようにいろいろと取り組んでいきたいです。
環境整備委員会より報告
行事食のご紹介
今回は、栄養科より行事食の紹介をします。
当院では、毎月行事食を提供しています。その月の行事や季節に合わせたメニューを
考えています。行事食の実施は、通常当院併設のデイケアで2日間と病棟は1日です。
9月の行事食は、敬老の日にちなんでデイケアは、お祝い膳、病棟は蟹ちらしと
天ぷらの盛り合わせでした。どちらにも9月9日の菊の節句(重陽の節句)にちなみ、
清まし汁の具の豆腐を菊に見立てています。豆腐の上から3分の2程度まで十字に
細かく切れ目をを入れ、そーっとだし汁を注ぐと豆腐の切れ目が広がり、菊の花の
ようになります。ちょっとした、手間ですが華やかな1品となりました。
《デイケア》 《病棟》
デイケアのお祝い膳は、赤飯や銀だらの 病棟は、今回初めて蟹散らしを入れた献立
西京焼き、煮しめ、千草蒸しなどで彩りよく を提供しました。デザートは、黒糖プリン!!
おめでたいもの(海老・鶴・亀・竹・紅白など) 黒糖風味のプリンに黒糖ゼリーをトッピング
が入ったお膳になっています。 しました。
毎月の昼食の行事食に加えて、行事のおやつも実施していますので今後紹介していければと
思っています。
敬老会を開催いたしました
9月12日(木)に病院にて入院患者様の敬老会を開催いたしました。
鴻江院長より90歳以上の患者様へ職員手作りの記念色紙贈呈 ご家族様による歌の披露
体操や歌 職員有志によるよさこい披露
※野口先生、安永先生の飛び込み友情出演
ご家族様による歌や患者様、職員が一緒になって体操を行い、荒炎祭にも出場した職員のよさこいなど、楽しい時間を
過ごし、参加された皆様とてもよい表情をされていらっしゃいました。敬老の日おめでとうございます。
荒炎祭
「白鴻会」として参加している「荒炎祭」も3回目を迎えました。
今年は8月3日のさのよい部会に、職員有志30名で参加してきました!
1年目のTシャツ、2年目の長半纏、3年目のタイパンツを身にまとい、
上から下までよさこいっぽくなり(笑)、踊った曲は「よっしゃ来い!」
緊張は若さと勢いで吹き飛ばし!
思い切り楽しんで踊りきることができました。
結果…、少しばかりかは、荒尾市民の皆様の笑顔を引き出せたのではないでしょうか。
今年も鴻江理事長、井口看護部長が応援に駆けつけていただき、寛容なご理解に一同感謝。
今年の出演時間が炎天下のため、熱中症を心配しましたが、体力と相談しながら、
無事に総踊りまで参加を楽しむことができた人もいました。
さて。この機会に培った、横のつながりと愛社精神。
これからの病院行事で、患者、利用者のみなさんにお披露目して、元気と笑顔のおすそ分けを。
明日からの仕事に有意義に生かしていきましょう。
代表的な神経内科の病気のひとつ-脳卒中--てんかん-
神経内科 O です。今回、久々の更新です。
2013年4月27日の読売新聞の記事を紹介しています。
今日は、脳卒中とてんかんについてです。
脳卒中
日本人の5人に1人は一生のうちに1度は脳卒中を発症しますが、脳卒中の4分の3以上は内科的治療が必要な脳梗塞です。
脳梗塞や脳梗塞の前兆 (一過性脳虚血発作) が疑われる発作が起こったら、直ちに神経内科や救急を受診してください。
最近では、発症後、ある一定時間内であれば使用できる薬剤も開発されており、脳梗塞を疑った場合、早期受診が重要です。
当院では、急性期の脳梗塞が疑われる場合には、近くの総合病院を受診していただくことが多いのですが、その後のリハビリや脳卒中の再発予防診療を行なっていますので、お気軽にご相談ください。
てんかん
てんかんはもっとも頻度の多い神経の病気で、日本には子どもから高齢者まで約100万人の患者さんがいます。
てんかんの症状は、全身がけいれんして意識障害を引き起こす 「けいれん発作」 だけでなくさまざまで、患者さんの不安やストレスも大きく、神経内科ではここのケアも十分に行ないます。
最近では、65歳以上で発症する 「高齢者てんかん」 が急増しており、患者さんの数は20万人以上と言われています。
原因は、脳卒中や認知症、脳腫瘍などが多く、脳波で異常を捕らえることが少ないため、診断が難しいものもあります。
また最近では、いくつかの発作に対して効果を発揮する有効な薬剤も開発されており、患者さんの発作や症状に合わせて適切な治療治療薬を選べば、70-80%は症状がなくなり、生活の質を損なうことなく、普通の生活を送ることが可能です。
今日は、脳卒中とてんかんについて紹介しましたが少しでもお分かりいただけましたでしょうか。
みなさん、熱中症には十分注意してこの暑い夏をお過ごしください。
代表的な神経内科の病気のひとつ-頭痛--認知症-
神経内科 O です。
2013年4月27日の読売新聞に「神経内科をご存知ですか?」という題名の広告が掲載されました。
今日の話題は、前回の続きです。
頭痛と認知症についての記事を紹介するとともに、少し、病気について書きたいと思います。
頭痛
「たかが頭痛」と考える方も多いのですが、頭痛は時に、自分、社会、家族にまでダメージを与え、社会的損失が大きい病気です。
神経内科で適切に対応すれば、生活の質は保たれます。「頭痛さえなければ、私には違った生活があるのでないか」と思われたら、当科を受診してみてください。
頻度の多い頭痛の原因疾患として、緊張型頭痛、偏頭痛、群発頭痛が挙げられます。
認知症
かつては治療法がないと言われた認知症も、画像、診断マーカーなどにより、早期に発見でき、治療薬も開発されました。高齢の患者さんは様々な病気を抱えていることが多く、神経内科では、トータルに全身を管理し、患者さんとのコミュニケーションを大切にしています。
治療薬を上手に使うことで、少しでも進行を遅らせることができるようになって来ました。今後、ますますの発展が期待される疾患の1つです。
さて今日は、頭痛と認知症という2つの疾患を神経内科で診ているということを、ごくごく簡単に紹介いたしましたがいかがでしたか。
次回は、脳卒中とてんかんについて少し述べようかと思います。